日本リズムムーヴメント指導者協会は、1989年に発足致しました。国際女子体育会議（IAPESGW）バリ大会に参加するために集まった参加者が、発表だけで終わりたくない、継続して研究会で勉強したいという思いからの出発でした。その頃は、「生涯スポーツ」ではなく「社会体育」と言われており、それに関わる指導者が学べる機会はあまりない時代でもありました。当時の会員の平均年齢は30代から40代と、子育てを終えたばかりの方が多く、地域で健康を支えていく意欲のある方々で構成されていました。


時代は流れ、JSRMLは2024年に35周年を迎えました。記念発表会には、300名以上の方々が集いました。
2025年現在、初期の頃から支えてくださっている会員さんも、新たに加わって新しい風を吹き込んでくださる会員さんも入り交じり、歴史を重ねています。月1回定例会を開催し、年度末には2日間のリーダーズセミナーを開催し、研鑽を積んでいます。発足当時は「ダンスを踊りたい人たちのための指導者集団」でしたが、いつの間にか「高齢者の健康維持のための指導者集団」という役割を担うことも増えてきました。年齢を重ねても、メンバーは「いくつになっても若く・楽しく・美しく」ありたいという気持ちを持って活動に取り組んでいます。

JSRMLには、ライセンス制度もあります。既定の条件をクリアすると『JSRMLインストラクター』となり、証明書が発行される他、特別研修に参加し、指導力の向上を図ることができます。


当協会を構成する会員は、関東圏（東京、千葉、埼玉を中心に、神奈川、栃木、茨城、群馬）、そして長野、静岡、滋賀などから参加しています。リーダーズセミナーのビジターまで広げると、岡山や愛知、をはじめ、東北、四国、九州などからも参加があります。JSMRLでの絆において、仲間同士の情報交換も活発で、県を超えて協働する活動にも繋がっています。このように意欲的に参加される会員さんやビジターさんに支えられてJSRMLは成り立っています。


2020年度には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、ZoomやLINEなどのネット配信による講習会や定例会に挑戦しました。それ以降、会員への連絡については、LINEなどのSNSを使用し、しだいに会員の皆様も慣れ、使いこなしてきています。電話連絡網はもちろんメールによる配信もこれまで通り行っていますが、研修で取り上げた動画をLINEで共有するなど、新しいことへ前向きな姿勢で挑戦し続けることも当協会の特徴の1つとなります。


今後も、良いこともそうでないことも含めて、未知の何か、新しい何かが突然起きることがあるかもしれません。その際には、日本リズムムーヴメント指導者協会のこれまでの歴史を大切にしつつも、避けたり逃げたりするのではなく、無理しない範囲の中で吸収し、会員にとって、そして会員の先にいる地域の皆さんにとって、より健康で幸せな社会を目指して、会員一同ともに歩みを進めていく所存です。


この協会のサイトに出会われた皆様も、ぜひご一緒にいかがでしょうか。

お待ちしております。

日本リズムムーヴメント指導者協会
代表

飯田　路佳

リズムムーヴメントを通して健康づくりの大切さと動く喜びを感じあい、地域の人々に役立つ指導者をめざし、「明日につなげるスポーツリーダー」をテーマにいきいきと研修しあってます。